BMGスタッフ心の十ヶ条 全集 【 対話のデザイン 】と自立型変革組織
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対話のデザイン

BMGスタッフ心の十ヶ条 全集

BMGスタッフ心の十ヶ条 全集

1 十を知ってこそ革新への動き BMGスタッフ心の十ヶ条 1/10戦略経営企画における経営革新は主唱者である経営責任者の意図を的確に知ることから始まります。一般的に、経営責任者の意図は抽象的な言葉で示されることが多いので、一度聞いただけではその真意を十二分に理解することは通常困難を極めます。だからこそ、最初にお伺いしたことをもとに、経営責任者の関心事や物事の見方考え方を広く確認しながら、具体的な革新の目的が何かを長期にわたり考え続けて参ります。そして、具体的な事実分析や検討結果を報告して協議を重ねる事により、その意図を深く理解するように努めて参ります。この繰り返しの中で経営責任者の構想がより明確になり、その組織体への具体的な指示が徐々に出せるようになります。そこではじめて的を射た革新への動きが始まることとなるのです。

2 多大な努力で小さな成果 BMGスタッフ心の十ヶ条 2/10通常は“小さな努力で大きな効果”をあげるのが効率的で良い経営であると考えがちです。しかしそのような経営は時として胆略的で長続きしないものです。お客様の満足を追求し、製品の品質やサービスを向上させ、それを支える大切な社員の社会的人望的レベルを上げるため、目先の損得を忘れて辛抱強く多大な努力を続けることが大切であるという認識を持ち続けます。小さいことをおろそかにしないで黙々とその努力を続ける事により、いつの間にか「微差が大差」となってくるという事を確信し、行動して参ります。よい経営とは、多大な努力で小さな効果を積み上げながら事業を育てる工夫をすることであると認識しています。

3 自然活性化能力を高める BMGスタッフ心の十ヶ条 3/10現場に押しかけて来て、ああしろこうしろといっても事態は動くものではありません。目的に向かって課題解決に取り組もうという主体者が現場にいなければ、いくら高邁な理論で攻められても現場は変わらないということを念頭において行動します。共に目的を確かめ、共に検討し、共に実施計画をつくります。そして私達は現場と一緒に歩むことを誇りに思い行動します。そうする事で、よしやろうという主体者意識が内から湧き上がり、自らのこととして革新へ向かう動きが出て参ります。私達は現場と対面するのではなく、同じ方向に向かって一緒に走り続ける同士の関係を作ります。

4 言葉より、理解しようと努力する誠実な態度で臨む BMGスタッフ心の十ヶ条 4/10現場の話を聞きもしないで軽々しく意見を述べることをしてはならない、と言う事を心得ます。言葉が先に出るよりも、先ずお話をお伺いすることによる、“心の会話”で仕事をする誠実な態度で臨みます。そうする事で、心の通った実のある対話が始まると心得ます。そして現場に足を運び、いまそこにある実状を実際に担当している方から直接教わり、現場としての悩みをお伺いした上で、どうするかを一緒に考えます。たとえ不合理なことがなされていたとしても、そこには何らかの合理的理由が存在することを心得ます。革新を生み出すために、関係者が「この案ならやってみよう」と“納得する状況を作り出すこと”に全力を尽くします。

5 感動をもって聞き入る BMGスタッフ心の十ヶ条 5/10話を伺う心構えとして、すべての話がすばらしいと思いながら、目を輝かして聞き入る努力を致します。他人の話を自分の都合で聞く事がないよう、また、関心のある話に焦点が合ってしまうがために後の話が耳に入らず雑音として切り捨てられてしまうような事がない様に心がけます。言葉の重さは苦しさを同じくして始めて分かるものであると言う認識のもと、言葉の重みを噛みしめて参ります。

6 一人の個性を大切にする BMGスタッフ心の十ヶ条 6/10経営革新とは組織のエネルギーの総和を最大になるように引き上げることでもあると認識しています。企業はそれぞれに個性豊かな一人ひとりの人間に支えられており、一人ひとりを大切にし、個性を生かしてこそ、“生き活きとした企業”となると考えています。例え数千数万人規模の組織であったとしても、個人を束として扱うのではなく、かけがえのない一人ひとりの集まりであると見ます。人と人との違を欠点と見るのではなく、人間における個性の魅力として受け入れる事によって、組織のエネルギーを最大限に引き出す努力を致します。

7 心情に触れた対話を基本とする BMGスタッフ心の十ヶ条 7/10戦略経営における経営革新を推し進めるためには、“説得よりも納得”という心の奥底に触れた対話が必要だということを心得ます。うまくいかないことを、つい現場の理解が足りないとか、意識が低い、またはやる気がない、と現場のせいにしてしまっていては、到底現場の納得を得ることが出来ないため、提案を押し付けたとしても、何事も本来向かうべき意図した解決への道筋には進んではいかない事を心得ます。理屈ではなく、相手の立場と考えを十二分に理解し、考え、思いやる努力をする事で、共に解決への糸口を見つけてまいります。

8 各論反対は互いを磨く砥石 BMGスタッフ心の十ヶ条 8/10時として、“総論賛成各論反対の壁”に遭遇し、問題が解決出来そうにないと諦めたり、または、早く結論を得たいがために、単純に反対意見を切り捨ててしまったりと言うような行為を取りがちです。しかし、総論が賛成ならば、各論の反対は、必ず解決出来る問題であると捉え、解決出来ない問題は、そのやり方が悪いからだと認識します。皆それぞれの立場や経験で物事を捉えており、それぞれ違った事実認識をしていることから、これがずれてしまうと決して議論は深まらないものです。だからこそ、“全てのことに理あり”と心のなかで唱え直し、反対意見、嫌な発言、小さな声にも耳を傾け推理考察するという地道な努力が解決への道となる事を糧とし行動してまいります。また、そこには議論を深めることにより、リスクを回避出来る宝もある事を認識し行動します。

9 一人の知恵と能力を皆のために BMGスタッフ心の十ヶ条 9/10一人の知恵と能力を皆のために捧げ合い、互いにコピーしあう、“小さな知恵の積み重ね”という大きな努力を続けます。一人の知恵や能力を互いにコピーし合えたならば、一人力の束組織から相乗効果を発揮する柔軟な組織体へと可能性が大きく広がります。人の知恵や能力というものは借りるものではありませんが、知恵や能力は自分以外の人に伝達されてこそ、その価値が生かされてくるものであります。実践の場において、自らの知徳を他のために伝えていくことでさらに組織が活性化していきます。例え一つひとつの知恵や能力が小さくても、人から人へつなぎ続ける事で、新たな知恵が加わり大きな英知、そして相乗効果を発揮する柔軟な組織体への脈流が生まれます。

10 成し遂げる事の大切さ BMGスタッフ心の十ヶ条 10/10Managementとは経営管理という類の意味合いのほかに、“成し遂げる事”という意味が託されています。大切なのは、手際よくまとめた改革案等ではなく、その目的や目標を効果的に達成し、成し遂げる事であると認識します。また、役に立つ改革案等は悪戦苦闘の末に生まれるものであることを知り、挫折の上によみがえることも多いことを理解します。徹底して成し遂げる精神を持ちつづけ、いつもその仕事を実施に移したとき、どのような事態が起こり得るかを心底考え抜いて新しい仕事の準備をしていきます。常に「まあ、いいか」ではなく「よし、いこう」という信念が持てるまで、プランを練り上げてまいります。プロとして、執念を持って最後のだめ押しを続けてまいります。

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