二十四節気 | 七十二候 | |
---|---|---|
秋 | 13 立秋 | 37 初侯: 涼風至る(りょうふう いたる) |
38 次侯: 蜩鳴く(ひぐらし なく) | ||
39 末侯: 濃霧昇降す(のうむ しょうこうす) |
初めて秋の気立つがゆへなれば也この日から立冬の前日までが秋です。一年で一番暑い頃です。暑中見舞いはこの前日までです。この日以降は残暑見舞いとなります。立秋とは、初めて秋の気配が現れてくる日とか、涼しい風が吹いて秋らしくなる頃の意味です。暦の上では秋ですが、実際には残暑が厳しく1年で一番暑い時期であることから「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かされぬる(藤原敏行)」と歌にも詠まれているようです。
二十四節気 | 七十二候 | |
---|---|---|
秋 | 14 処暑 | 40 初侯: 綿の花しべ開く(わたの はなしべひらく) |
41 次侯: 天地始めて寒し(てんち はじめてさむし) | ||
42 末侯: 禾実る(いはほ みのる) |
陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也「処」は「とどまる、落ち着く」という意味があり、暑さが峠を越えて過し易くなりはじめる頃という意味です。厳しい夏の暑さが過ぎ、暑さが峠をこえて後退し始めて秋の涼しさが感じられ、萩(はぎ)の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹き出す頃です。二百十日(毎年9月1日前後)、二百二十日と並んで台風のシーズンでもあります。