二十四節気 | 七十二候 | |
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秋 | 15 白露 | 43 初侯: 草露白し(くさつゆ しろし) |
44 次侯: 鶺鴒鳴く(せきれい なく) | ||
45 末侯: 燕去る(つばめ さる) |
陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也秋はいよいよ本格的となり、野の草には露が宿るようになります。露は、大気が冷やされて大気中の水蒸気が地面や地物の表面に凝結して出来た水滴のことです。風が弱くて晴れた夜ほど、大気の冷却が大きく露が出来やすくなります。白露とは、大気が冷え、野の草に露が宿って白く見える頃の意味です。野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。朝夕の心地よい涼風に、幾分肌寒さを感じる冷風が混じり始める頃です。
二百二十日(9月11日頃)は台風の警戒。他に秋彼岸(9月20日頃)、秋社日(9月21日頃)があります。
二十四節気 | 七十二候 | |
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秋 | 16 秋分 | 46 初侯: 雷声を収む(かみなり こえをおさむ) |
47 次侯: 蟄虫戸を閉ざす(ちっちゅう とをとざす) | ||
48 末侯: 水始めて涸る(みず はじめてかる) |
陰陽の中分となれば也太陽が秋分点に達するため、春分と同様に太陽が真東から昇り真西に沈みます。昼と夜の長さが同じ12時間ですが、この後次第に昼の時間が短くなり、『秋の夜長』が始まります。秋分の日は、秋の彼岸の中日にあたり、祖先を敬って亡くなった方々の霊をしのぶ日でもあります。厳しかった残暑も弱まり、日ごとに冷気が強まる頃で、秋の七草が咲き揃う頃でもあります。